テキスト本文朗読 by Amazon Polly |
中国は広大な国土に鉄道路線が張り巡らされているので、都市間移動も楽々です。
新幹線のような高速鉄道も増えていますが、今回はあえて昔ながらの鉄道に乗っての移動です。
ということで、中国国鉄の上海駅にやってまいりました。
さすがにデカい!上海駅
何かと何でもデカい中国ですので、上海駅もデカいです。とはいえ、東京駅とか大阪(梅田)駅なんかと比較すれば、まぁこれくらいの大きさかなぁとは思います。
ただ、日本の駅のようにあちこちに改札口や券売機がある仕組みとは少し違ってレイアウトが大胆です。
切符(乗車チケット)の発券所
上海駅の表側には、切符の発券をする場所が3ヶ所あります。日本の場合には駅のあちこちに券売機があって、改札もあちこちにある感じですが、中国の駅は仕組みが違います。
3ヶ所のうちの2ヶ所は、券売機で切符を購入するスタイルです。中国では「自助」というのがセルフサービスという意味で、機械で購入します。
ときどき操作に不馴れな人が混ざっているので、それなりの行列ができています。
そして、もうひとつの販売所が、切符の販売窓口です。
こちらは、それぞれの窓口ごとに10人くらいの列になっていて、ひとり当たりの時間が長いので、なかなか自分の順番が回ってきません。でも、この窓口でもWechatPayなどのキャッシュレス決済に対応しています。
上海駅の入り口(乗客のみ)
上海駅の建物に入ることが出来るのは、切符を持っている人のみです。中国人であれば国民IDカードと切符、外国人はパスポートと切符を提示して、建物内に入ります。
そして、建物に入るとすぐに空港のようなセキュリティチェックがあり、荷物はベルトコンベアに流して、人は金属探知機をくぐってから警備員によるチェックを受けます。
エスカレーターと電光掲示板
セキュリティチェックを抜けた先は、こんな感じです。長距離路線しかありませんので、何となく日本の新幹線の駅のような雰囲気です。
電光掲示板には、中国各地へと向かう列車の発車予定と待合所の番号が表示されています。
両サイドに飲食店と待合所
エスカレーターを上がると真っ直ぐに伸びる1本の広い通路があるのみです。曲がりくねることはなく、ただの真っ直ぐな通路のみの単純な構造です。
待合所がとにかくデカい
この写真だけでは伝わりにくいですが、ずーっと奥まで広がっているこの場所全体がひとつの待合所です。同じホームから次々と列車が発車しますので、何本か分の乗客たちがここで列車を待ちます。
待合所の一番奥には、もう一度、切符を確認するために自動ゲートが設置されています。国民IDも自動で確認できる装置のようですが、今回は切符の読み取りしか動いていませんでした。
列車の発車時刻が近づくと、自動ゲート付近に乗客が集まり始め、振り返るととんでもない数の人々がいました。
列車のスタンバイ後に乗客がホームへ
待合所で待っていた乗客は、自動ゲートが開くと一斉にホームへと移動します。ホームには既に列車がスタンバイしている状態のため、ホームには柵のようなものはありません。
全ての乗客が列車指定の切符を持っているので、自由にホームをうろうろしている人はいませんので、これはこれで安全ですね。