新鑑真号のCデッキには「カラオケ・ダンシングルーム」という名の部屋があります。夜になると営業を開始し、船内には中国語のカラオケの歌声が響き渡りますが、なんとなく足を踏み入れるのには抵抗がある場所でもあります。
でも、実際のところ、他の乗客の方々との交流の場所としては、ここが最適です。
カラオケルームの全体像
カラオケルームの中は、ざっくりと3つに分類できます。
ソファーボックス席
ダンススペース
ダンススペースで踊っているような人は誰もおらず、基本的にはカウンター席とボックス席にみなさんが座っています。とはいえ、決して大人数ではなく最大でも10名に満たない数です。(この少人数であることも入りづらさの原因・・・)
カラオケルームのシステム
アジアのカラオケというと不明瞭会計が定番のような気がしますが、この新鑑真号のカラオケルームに限っては超明瞭会計です。そして、決してボッタク価格ではなくて、コーラが200円なのに、缶ビールが250円という、無駄に酒飲みに優しいシステムを採用しています。
で、ソフトドリンクでも何でも飲み物を注文するとカラオケが無料で歌えるというシステムです。(1つ注文すれば、無限に歌えます。)
中国の人たちのサービス精神
お客さんの数が少ないので、新しい人が入ってくるとスグに誰もが知るところにあります。もちろん、私たちがカラオケルームに入ったことも、みんなが知っていて「あ、日本人が来た」というのはバレているわけです。
もちろん、嫌そうな顔をする人なんて、ひとりもいません。
それどころか、
日本語の曲で知っているものを、次々と歌ってくれる中国人のお客さんたち。そう、この船は日本と中国の間を運航しているので、それなりに日本への理解がある方が多いのです。なかには日本語がそれなりに話せる方もいます。
新鑑真号のカラオケルーム活用法
2泊3日で日本と上海を結ぶ船なので、カラオケルームの営業は1日目と2日目の夜の2回です。是非、1日目の夜にカラオケルームに足を運んでみてください。
日本語の曲を歌ってくれた中国人の乗客とは、翌日以降、ちょっとだけ仲良くなれます。また、誰が日本語が話せるのかを把握することも出来ます。
船から降りた後は、一緒に行動するのは少し危険かもしれませんが、船内での一時的な交流としては、とても良い機会になります。

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