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トビリシの中心部が見渡せる絶景スポットであるナリカラ砦までは、オールドタウンからケーブルカーに乗るのがおすすめです。
ナリカラ砦のある山頂までは歩いても登り降りが可能ですが、急な坂道や階段などを登る必要があります。もちろん、そんな坂道や階段の途中にも見どころがありますので、登りはケーブルカーで楽をして、下りは徒歩で降りてくるのがおすすめのプランです。
いや、ただ楽しているだけじゃなく、ケーブルカーからの景色も絶景なんですよ。
ケーブルカーの乗り場はオールドタウンの近く
赤い屋根の家々や、レンガ造りのサルファーバスなどがあるオールドタウンの中心部からはクラ川を渡って対岸に、ケーブルカー乗り場があります。
ケーブルカーの良いところは、乗り場を探すのが簡単なところですね。ケーブルが通っている先を辿っていけば、必ず乗り場まで辿り着けます。
トビリシ市内には、ここ以外にもケーブルカーがありますが、このナリカラ砦へと繋がるこのケーブルカーが最も近代的で安心感があります。写真の奥の方に見切れているのは、建設したけど使われていないチューブ2本の巨大施設と、屋上から大量の白いキノコが生えているような行政サービスの建物です。

観光客に人気のナリカラ砦、ケーブルカーも混雑
トビリシにおけるナリカラ砦は、京都における金閣寺、モスクワにおける赤の広場、北京における天安門くらいのスポットですので、ジョージアを訪れた観光客のほぼ全員が必ず一度は訪れます。
ですから、ナリカラ砦へと向かうケーブルカーは結構混んでます。
混んでるけど激安!片道2.5ラリのケーブルカー
ケーブルカーの運賃は、トビリシ市内の地下鉄やバスの乗車時に使うSUICAのようなカードで支払います。
もし、すでにカードを持っていて、残金が2.5ラリ以上ある場合には、窓口に行く必要はありません。窓口では新しいカードが発行されて、カード発行料の2ラリを支払うことになります。また、2人でケーブルカーに乗る場合でもカードは1枚で大丈夫です。カード発行料の2ラリが節約できます。
ってことで、ナリカラ砦に向けて出発です。
クラ川を越えてグングンと上がっていくケーブルカー
トビリシの街はクラ川に沿って発展していますので、どこに出掛けてもクラ川を頻繁に見かけるのですが、こんな上からクラ川を見下ろすことはありません。
4月のクラ川は、雪解けの水が流れ込んで水量が多く、流れも急です。
ケーブルカーから見える景色で、まず注目ポイントは変な形の建物と橋です。さきほども触れたように金をかけて作ったのに全く使用していないチューブ状の巨大建造物や、キノコが生えているみたいな行政の建物、そしてブリッジ オブ ピース(平和の橋)という名の屋根付きの橋が見えます。
眼下に見えるオールドタウン
トビリシの旧市街で観光スポットして人気のオールドタウンを眼下にケーブルカーは登っていきます。手前に見えているのは、16世紀に完成したグルジア正教のジュバリスママ教会です。
もし下りはケーブルカーを使わずに降りてきたら、このオールドタウンの街並みを歩く感じになります。
ナリカラ砦よりケーブルカーからの方が良い景色
トビリシで一番の絶景スポットであるナリカラ砦に向かっているんですが、正直なところ、このケーブルカーから見える景色の方が個人的には好きです。ナリカラ砦からの景色も良いんですけど、どうも遠すぎるんですよね。
ってことで、ケーブルカーは、そんなナリカラ砦に到着します。