常夏と言われるタイにも季節の移り変わりは、あります。
暑さに関しても年間を通して、それなりの違いがあるのですが、タイを観光で訪れる方々にとって重要なのは雨季と乾季です。以前は、夕方に短時間だけ降るスコールが中心でしたが、最近のタイの雨季は”日本の梅雨”のようなシトシトと長時間の雨が降るようになってきています。
タイって暑いんですか?

暑いに決まってるだろ。タイなんだから。

まぁ、たしかに暑いんだけど、そこまで単純でもないから、ざっと説明しますね。
タイの正月は4月!ソンクランの水かけ祭り
4月中旬のタイ正月(ソンクラーン)は、水かけ祭りという名前で知られており、タイ全土で人々が狂ったように水を掛け合います。3月から4月のタイは、1年で最も暑い時期なので水でも掛けてないとやってられないっていう気分になります。

3月と4月が、1番暑いんですね!!

そうなんだよね。タイの夏と言えば、3月と4月です。
雨が降り始めるのは5月!雨季の訪れ
このタイ正月(ソンクラーン)が終わると「そろそろ雨季だね」という雰囲気になってきます。実際に雨が降り始めるのは5月に入ってからのことが多いですが、雨季に突入するとほぼ毎日、短時間であっても雨が降る日々が続きます。

ほぼ毎日が雨なんて、嫌だなぁ。

5月とか6月は、あまり長時間の雨は降らないから、まだ大丈夫。

なにが大丈夫なの?

まぁ、待っていば、そのうち止むから。
9月後半から10月くらいの雨季の最盛期
5月に始まった雨季は、半年くらい続きます。9月の後半ごろになると雨の勢いが増します。雨が降ることは日常になってますが、とんでもない大雨が降って、日々の生活に支障をきたすようになります。10月に関してはプチ洪水がタイ各地で常態化します。

これは最悪、もう外に出たくない。

そうそう、この時期のタイ観光は全くおすすめしません。
雨季が明けて街が活気づく11月
11月の中旬、タイ東北部のスリン県で象祭りが開催されます。この頃が雨季明けのタイミングです。象祭りに限らず、タイ全土で様々なお祭りが行われます。ちなみに雨季は北から順番に明けるので、プーケットなどの南部では年末まで雨季が残ります。年末年始にプーケット旅行に行って毎日雨だったという話をよく聞きます。

地方によって雨季が明ける時期に差があるんですね。

タイは南北に長い国なので、北と南では随分と違いますね。

日本の桜前線は南から北だけど、雨期明けは北から南ですね。

(とおる君の説明は、分かりやすいなぁ)
タイが1年で最も寒いのは12月末(年末)ごろ
12月も末ごろ(年末)が近づくと、徐々に気温が下がってきます。気温が下がると言っても20度を下回る程度なんですが、タイ人は口々に「寒い」「寒い」と言い始めます。北部の山のなかでは高齢者が寒さが原因で亡くなることもあります。

20度って、そんなに寒くないよね?

ずっと暑いから、少しでも気温が下がると寒く感じるんだよ。
年が明けると4月に向けて気温が急上昇
年が明けると徐々に気温が上がり始めて、3月から4月の最も暑い時期へと向かいます。この頃には誰もが雨季のことなど忘れていて、「ちょっとくらい雨が降らないかな」なんて言ってます。また雨季が来れば、十分すぎるほどの雨が降るんですけどね。

日本がすごく寒い時期だけど、タイは暑くなるんですね。

3月と4月は暑すぎるけど、寒い日本から来るとかなり嬉しい。

暑いのも寒いのも嫌いなんだよなぁ。

それなら、12月あたりがタイ観光のベストシーズンかもね。
タイの気温と雨季と乾季のまとめ
- 最も暑い時期は3月4月、寒い時期は12月
- 雨季が始まるのは5月、最も降るのは9月10月
- 雨季が明けるのは北から順番なので注意
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