ベラルーシでは唯一の地下鉄であるミンスク地下鉄をご紹介します。
ベラルーシ国立図書館やベラルーシ国立美術館へは地下鉄の利用が便利であるものの、ボリショイ劇場には不便だったり、観光利用では微妙なところではありますが、年間284万人の利用者がある地下鉄ですので治安面での不安はありません。
では、ミンスク地下鉄の路線図、運賃などの情報をまとめます。
ミンスク地下鉄の路線図

2019年4月現在、ミンスク地下鉄は2路線29駅での運行です。ベラルーシ国鉄のミンスク中央駅に隣接しているのは、1号線のプロッシャレーニナ駅(115)です。
青色 1号線(モスクワスカヤ線)15駅
赤色 2号線(アウタザホドスカヤ線)14駅
薄緑 3号線(ジアイロニールー線)建設中
白抜き 計画のみ
駅番号は3桁表示で、最初の1桁が「号線」を表し、残りの2桁が「駅」を表しています。
ミンスク地下鉄の乗り方、切符の種類

ミンスク地下鉄は、距離に関係なく1回の乗車当たり0.65ベラルーシルーブル(BYN)です。
切符の種類
トークン(1回のみ) 0.65BYN
非接触スマートカード(チャージ式)
距離に関係ない定額制ですので、窓口でお金を渡せばトークンとおつりが出てきます。行き先などを伝える必要がないので言語的な問題は一切ありません。便利です。
ミンスク地下鉄のプラットフォーム

年間に約284万人の乗客が利用するミンスク地下鉄は、朝夕だけでなく日中でも多くの乗降客で溢れています。プラットフォームには行き先案内があまりなく、かなり不便です。
車両の中には一応、路線の駅名が記載されていますが「現在の駅」を示すランプなどがないので、やはり不便です。

ミンスク地下鉄の基礎データ
ミンスク地下鉄の開業は1984年で、旧ソ連圏で9番目に地下鉄が出来た都市です。
建設開始 1977年
開業年月 1984年6月30日
開業時区間 モスクワスカヤ駅~インスティテュートクルトゥリー駅
現在、3号線の開業に向けて工事が進められています。また1号線については延伸計画がありますが、まだ工事は着工されていません。
路線 2路線
駅数 29駅
年間利用者数 284万1000人
営業距離 37.3キロ
走行時速 45キロ/時
車両数 361台
軌間 1524mm
旧ソ連圏の地下鉄は、とにかく深いところを走ることが多いですが、ミンスクの地下鉄は地上から浅い駅が大半であるため、利用者にとっては非常に便利です。