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イルクーツクの街は、観光客のための環境が整備されています。バスや路面電車、マルシュルートカなどの交通があるものの、教会や記念碑などが点在するイルクーツクでは、街を歩て回るのがオススメです。
小さな街だからこそできることなのかもしれませんが、旅行者のための心遣いが嬉しいです。イルクーツクの観光のための試みを含めて、イルクーツクの魅力をご紹介します。
イルクーツクの観光スポットには解説ガイドの看板がある
なんだか歴史がありそうな建物だなぁと思うと、その脇にはこんな風な観光ガイドのための看板が設置されています。小さなイルクーツクの街中に、こういう看板が20か所以上に設置されています。
看板には、現在地などを表している地図があるほか、その建物や教会に関する情報がロシア語、英語、中国語の3か国語で記載されています。日本語があると便利なんですけど、イルクーツク滞在中にひとりも日本人旅行者を見かけませんでしたから、日本語に対応する必要性が無いのでしょう。
観光スポットを巡るルートには緑のライン
観光スポットに解説のためのガイドの立て看板があるだけなら、世界中のあちこちの観光地でも見かける光景だと思いますが、イルクーツクの街には観光スポットを巡る定番ルートが用意されていて、そのルートの歩道には緑のラインが引かれています。
ところどころ薄くなってしまっていたり、雪に埋もれていたりもするんですが、この緑の線を辿りながらイルクーツクの街歩きをするのは楽しかったです。
イルクーツクの観光スポットの1番はアレクサンドル3世の像
ちなみに、この方が1番。シベリア鉄道の建設のために尽力してシベリア開発のための道筋を作ったアレクサンドル3世の像です。莫大な費用がかかるために全く実現する見込みがなかったシベリア鉄道の建設計画を、フランス資本を誘致するなどして推し進めたロマノフ王朝の皇帝です。
この人がいなければシベリア鉄道は存在せず、イルクーツクの街も今のような姿ではなかったのかもしれません。
イルクーツクの観光スポット紹介リンク
イルクーツクの観光スポットに関する記事をこちらにまとめます。それぞれの観光スポットの詳細については、リンク先の記事をご覧ください。


観光スポット以外の魅力も盛りだくさん
イルクーツクの観光スポットを、ラインと看板を探しながら巡っていると、あちこちで思わぬものに遭遇します。写真は、軍隊の行進の様子です。こんな風に観光ガイドとして看板が立っていたり、番号が振られていない場所や出来事に遭遇できるのもイルクーツクの街歩きの魅力です。
ということで、イルクーツク観光にはガイドブックは必要ありません。アレクサンドル3世の像から順番に、緑のラインを辿る街歩きを楽しんでみてください。