オデッサの街を散策していると、あちこちでミニバンを改造したカフェが営業しています。
ウクライナの人たちはコーヒーを良く飲むようで店舗のカフェも数多くあります。そういえばロシアでもヨーロッパ側にはカフェが多かったので、ロシア影響圏のヨーロッパ側ではコーヒーが良く飲まれるのかもしれません。
オデッサの路上カフェ
ちょっとしたベンチのある公園の脇や、人通りの多い道路脇などには必ずと言っていいほど、こんな風なミニバンを改造した路上カフェがあります。
横が開くタイプと、後ろが開くタイプがありますが、基本的には車両に立派なコーヒーマシンを載せていて店舗と大差のないコーヒーを飲むことが出来ます。きっとインスタントなのだろうと思っていたので、驚きました。
ここはオデッサ随一の観光スポットであるポチョムキンの階段の近くで、観光客や地元の人などが多く集まる場所ですので、複数の路上カフェが並んで営業しています。
後ろが開くタイプの場合だと、歩道に背を向けて駐車するだけでスグにカフェの営業を開始することが出来ますね。

値段は安いけどテーブルなどは無い
エスプレッソで18フリヴニャ、アメリカーノも小さいものだと18フリヴニャなので、店舗のカフェに入るのと比べると3分の1くらいの価格でコーヒーを飲むことが出来ます。
ただし、路上カフェにはテーブルは無く、近くの公園のベンチなどで飲むことになります。オデッサの街はベンチが多いので、そんなに不便に感じることもありませんが。
コーヒーマシン搭載の路上カフェ
店舗で使用されているものよりは小さいタイプかもしれませんが、ちゃんとしたコーヒーマシンが搭載されています。店舗と同じように蒸気が立って、豆から抽出されたコーヒーが作られます。
4月中旬のオデッサは寒くて、風に吹かれながら待つのはちょっと辛かった。
隣同士で同じ営業スタイルなのに、それぞれのお店には固定客が付いているようです。地元の人たちが通勤途中に買っていく姿もありました。こういう営業形態だと、必死で呼び込みをして逆に買いにくいパターンもありますが、オデッサの路上カフェでは呼び込みをしているのを見たことがありません。
路上カフェだけど普通に美味しい
こんな感じで完成したコーヒーは、持ち帰り専用の営業スタイルなので紙コップに入って出てきますが、それなりに美味しいコーヒーです。
ホテルまで持ち帰りたい場合や、歩きながら飲みたいという場合には、小さな口から飲むタイプの蓋をしてくれますので、お店の人に蓋をくれ!っていうアクションをしましょう。普通に対応してくれます。