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【話題】フェイスブックとアップルが大喧嘩!から見るHUAWEI問題

スマートフォンを使う男性 アメリカ
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クーリエジャポンに興味深い記事がありました。インターネットの世界の超強豪であるフェイスブックとアップルが大喧嘩しているという記事です。

宿敵フェイスブックにアップルの“鉄槌”が下された! | パロアルトを襲った「混乱と激怒」
データプライバシーをめぐる企業方針の対立が、CEO同士の罵り合いにまで発展しているフェイスブックとアップル。「ユーザーを守る」立場のアップルが打ち出した“攻めの一手”が、フェイスブック社員3万5000人の日常を大混乱の渦に突き落とした。シリコンバレーの巨人に、いったい何が起きたのか──?2019年1月末の木曜日の朝の…

クーリエジャポンの記事の要約

まず、要点と流れをまとめると、こんな感じです。

・アップルは過度な利用者の情報収集を嫌う
・フェイスブックが利用者情報を不正に収集していた
・アップルがフェイスブックの権限を停止させて大騒動

iPhoneというプラットフォームを利用して、様々なアプリを提供するというビジネスを展開しているアップルでは、アプリ提供者が過度に利用者の情報を収集することを嫌っています。これはアプリ提供者に対して規約として明記しています。

しかし、あのインターネットの巨人であるフェイスブックが規約違反をして、iPhoneユーザーの個人行動情報を収集していたことが発覚しました。

これを受けてアップルでは、フェイスブックに与えているアプリに関する権限を強制停止させました。この権限停止によって、フェイスブックでは社用iPhoneで使用しているアプリが機能停止して、社内が大混乱したそうです。このようなアップルの措置は、フェイスブックだけではなくGoogleにも行われた過去があるそうです。

アップルはプラットフォーマーだから強い!

この記事を読んでみて、とにかく「プラットフォーマー」は強いと感じました。あれだけ影響力を持っているフェイスブックでさえ、アプリを停止されてしまえば自社サービスを提供することができません。今回は社内用アプリに狙いを定めたものでしたが、一般ユーザー向けアプリでさえ、アップルには停止させる権限があるということですから。

iPhoneとAppストアというハードとソフトの両方を押さえているアップルは、ハードの強さばかりが注目されますが、やはり本質的な強みはソフトの方なのでしょう。圧倒的なコンテンツ力によってゲームの世界を制覇した任天堂のようなビジネスです。

アップルが強くてiPhone普及率が高い国では、もうアップルに従うしかありません。日本も、そんな国のひとつですね。そして、もしもアップル自体が個人情報を取ろうと思えば、自社のハードとソフトを利用して、相当なデータを自在に収集できるということになります。なかなか恐ろしい世界ですね。

HUAWEIを締め付ける理由

現在、アメリカを中心として中国メーカーのHUAWEIを締め出す動きが活発に行われています。これまでのビジネスモデルに当てはめれば、自動車やテレビなどと同じような市場占有率を巡る争いのように見えますが、アップルの強みを知れば単なる市場争いではないことが分かります。

また、不正に情報を収集するスパイ疑惑という容疑がHUAWEIに向けられていますが、現実的にHUAWEIがそうした不正を行っているかどうかが問題なのではなく、今後のいつかの時点でHUAWEIが一定の利用者を集めることによって、危険度が急激に増すことになるに焦点が当てられていることが分かります。

例えば、アメリカの政府高官のひとりがHUAWEI製品を持ち、政府の機密情報が抜き取られるということも大問題なのですが、世界のネット覇権を狙う企業にとっては、そうした個別の事象ではなく、さらに世界を俯瞰した視点からHUAWEIの危険性に怯えているのでしょう。

こうした世界的な争いに日本が全く参加できていないことが残念ですが、iPhoneに傾倒している日本には危機感を感じますし、またその他のメーカーの動向にも注目する必要がありそうです。そして、私は当面、ソニーのXperiaを使い続けようと思います。

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